2014年7月13日日曜日

いざ、日本へ!(台湾)

本日も台湾の様子を紹介します。
撮影:山崎なし

6月17日
海運の女神、媽祖さまに舞台車の旅運を祈ります。


私は媽祖さまを信仰しており、
この7年で台湾でお参りした媽祖廟は、台北から台南までかなりの数です。


夜中に台中の夜市の近くに小さなお寺の祭りに出ていた移動舞台車。
舞台車上ではお姉さん達が露出度の高い衣装でカラオケ。
そのそばには、子どもたちのために人形劇も来ていました。

台湾では、本当に小さなお祭りが多く、あちこちで宴会が開かれています。
関西の地蔵盆を思わせる懐かしい空気感があります。



何ヶ月もの制作を経て、舞台車は初めて工場から出ます。まずは記念撮影へ。
工場を出るとき、供物と線香と大量の爆竹で送り出してくれました。



無事に日本まで着くのを祈る顔は真剣そのもの!


工場長夫人が、いきなり大量の紙銭を!
台湾ではどこの工場にも常備してあるのでしょうか!?


ひたすら皆で紙銭を燃やします。
ドラム缶が舞台車に近すぎて引火しそう!と心配していたら
工場長たちはよく燃えるのが縁起がいいから、もっと燃やすよう促してきました。


なんと、工場長が爆竹をトレーラーにつないでる!それはあまりにも危険では。


工場長自ら爆竹に点火!!
すごい爆竹音で何も聞こえなくなり、あれよあれよという間に…


音と煙を残して舞台トレーラーは工場を出て行ったのでした。
この後、自家用車が何台も連なって舞台車を追いかけます。


工場を出て、走行すること1時間。台風一過の台中の荒野の廟の前にて。
当然、まだ外装はありません。
それにしてもナンバー無しで1時間も走っている。大丈夫なのか。
最近、舞台車の色彩感覚が影響して服が派手になっています。


ずっと舞台車を撮り続けてきた、写真家沈昭良氏による舞台車の撮影風景。
台北から駆けつけたアシスタントと、珍しがって見に来た近隣の人達と、
撮影のために呼んだ屋台で、日没後も、小さな廟の周りが異様に賑わいました!


2014年7月10日木曜日

舞台車初の試み(台湾)

本日も台湾の様子を紹介します。
撮影:山崎なし

6月16日 LED点灯チェック、問題なし!
夜遅くに、ついに舞台トレーラーに電灯が点灯しました。
(色や点灯スピードが変わる電飾は台湾の舞台車初だそうでみな喜んでいました)



工場の事務室で出してくれるライチの量がすごい。
聞けば、裏の庭にいくらでもなっているので毎朝収穫しているとのこと。
この他にもマンゴーやらドラゴンフルーツやら、いつも洗面器みたいな皿にドーンと出て来る。
いつもフルーツが山盛りで、工場にいる間の唯一のオアシスです。



2014年7月8日火曜日

舞台車制作いよいよ大詰め(台湾)

本日はやなぎが台湾は台中市に近い舞台車の工場よりレポートします。
撮影はこのStageTrailerProjectの印刷物の編集&演出助手の山崎なしです。

いよいよ舞台車が完成。そして日本へ向けて出荷へ!

6月15日 雨
台湾・虎尾 舞台車の工場にて

舞台車制作いよいよ大詰め。
台中のトラック工場は蒸し風呂状態…外はスコールで大雨。
テレビのニュースでは風雲急を告げる台風ニュースが。出荷なのに天候が心配です。
舞台車の上で作業する年配の職人さんたちが、半裸でくわえタバコなのがアジアです(笑)

外装の壁は、まだ半分ほどです…



職人さんたちが触っているのは舞台車のケーブル。多すぎてワケワカリません。
同行した栗津氏は、工場に着くなり、即、日本から持参したDMXをつないで
配線を確認していました。さすが舞台監督。



両ウィングが開いた状態。普通のトレーラーの展開はここまでですよね。
手前に照明用のグリッドがついています。


2014年6月30日月曜日

全長約8メートル(山形)

こんにちは。
学生スタッフの横井です。

今回は山形での作業を紹介します。

8メートルもあるスカート絵が遂に描き終わりました!
今回の共同制作ではいろいろな要素が入っているので面白い作品となっています。

完成してホッとするメンバー。


美味しそうなかき氷の山も出現!?


月曜日は京都に向けて発送作業をしました。無事に届くことを願います。


これにて東北での作業は、ひとまず終了です!


2014年6月28日土曜日

残り時間も僅か(山形)

こんにちは。 
学生スタッフの横井です。

 今回は山形での作業をご紹介します。 

前回に引き続きトレーラーのスカート部分を制作。
三日後に京都に送るため、描き込める時間も残り僅かとなりました。

みんなからは疲労感が漂っていますが、手が止まることはありません。
むしろ、一筆一筆からは以前より真剣さが増しているように感じられます。


竜も登場しつつあります。



友達と並んで描いてて楽しそうです。



休日返上で最後まで頑張ります!!!!!


2014年6月22日日曜日

大きい方の絵(山形)

こんにちは。
学生スタッフの姫野です。

今回は山形での制作を紹介します。


先日ついに正面の絵が完成しました!
この絵は現在、台湾でトレーラーと一緒に写真撮影をしています。
どんな写真になるかはヨコハマトリエンナーレの会場でもらえる
ドキュメンタリーブックを見てください。

さて、山形での制作はまだまだおわりません。
次は大きい方の絵を描いています。


いつ見ても大きい…
どうやって完成させていくか悩みどころです。


大きいのでいろんなモチーフを描き込んでいます。
富士山やヤマタノオロチ!?など。



こちらは雪の描写です。きれいですね。

今月末まで皆で協力して絵を進めていきます!

2014年6月6日金曜日

描き込んで、話合って、描き込んで(山形)

こんにちは。
学生スタッフの姫野です。

今回は山形での作業を紹介します。

山形ではスカート部分を制作しています。
スカート部分はトラックの荷台から地面までにつく絵です。

トラックの横につく大きな絵と正面につく小さな絵を2枚描いています。
大きなほうは7.5mもあって制作部屋いっぱいに広げながら描いています。


写真は今後どのように描いていくかを制作チームで相談している様子です。
バランスをとりながら描いていくので話し合いがかかせません。

正面につく小さな絵は完成間近になりました!
ここからはどのように絵を完成させるかがポイントとなってきます。


壁に貼ってどこに手を加えるかなどを話合いながら進めていきます。

描き込んでは、話し合い、描き込む!
山形ではそうやってスカート部分を進めていっています。

話し合いをした後は一人一人絵に新たに色をのせていきます。


真剣に描いています。

学生スタッフ一人一人描くタッチが違う山形ですが、
話し合いでバランスを探り合い1枚の絵になる様に協力して制作しています。